2016年10月26日水曜日

1926年12月25日 昭和改元

『広辞苑』 第五版 によれば、かくの如し。

大正
 大正天皇在位期の年号。 (1912.7.30~1926.12.25)
昭和
 昭和天皇在位期の年号。 (1926.12.25~1989.1.7)
平成
 日本の現在の年号。 (1989.1.8~)

なぜか、大正と昭和は、1 日重なるのに、昭和と平成は日の重なりが生じていない。
これには戦前と戦後の意識の相違もあるだろう。

元号の過去 90 年を文章にしてみると。
 大正天皇の崩御の日、大正十五年 (1926) 十二月二十五日に、昭和と改元された。
 12 月を 25, 26, 27, 28, 29, 30, 31 日と、数えて昭和元年は、ちょうど 1 週間で終わる。
 1927 年 1 月 1 日は、昭和二年である。
 そうして、日本は昭和の新時代に突入する。
 昭和維新とも、流言した。そして――。
 昭和六十四年 (1989) 一月七日の昭和天皇の崩御に伴ない、その翌日をもって、平成と改元された。
 昭和六十四年も、これはあえて数えなくとも、ちょうど 1 週間だ。
 てことは昭和の時代は、62 年と 2 週間だったということがにわかにわかる。
 それから幾星霜を経て、今年は、平成二十八年。
 おそるべし。平成元年生まれが、あっという、まもなく三十路なのだ。

 豆知識として……。
昭和の最初の日というのは、日本で改良したテレビ受像用のブラウン管に、
「イ」の文字が映し出された日でもある。

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