2016年12月10日土曜日

パレート原理からの「ケーキ分割問題」

 どうも〝パレート原理〟というのが、よくわからなかったので、調べてみた。
 それ以前に「パレートの法則」というものを「二八そばの法則」と覚えていた。
 二割が八割を牛耳るという内容だったかと、記憶する。そばはこのさい関係ない。

 そういう権威の名を冠する、経済の〝原理〟であるが、こちらは後世に成立したもののようだ。
 イタリア人パレート (Vilfredo Federico Damaso Pareto) は、つまり〝パレート原理〟を死ぬまで知らなかったと思われる。
 無論、死後にも、死んでいるので知りようもない。

 しかしながら、その〝原理〟は「厚生経済学」の基本定理にかかわるものらしい。
 そのあたりを研究したアマルティア・セン (Amartya Kumar Sen) は、ノーベル経済学賞を受賞した。
 センが証明したのは 『岩波 哲学・思想事典』 (p.1292) を参照すれば次の如くだ。

パレート原理と最小限の自由(誰もが個人的なことについては自己決定することができるということ)の保証とを同時に満足するような社会的決定は不可能だということである。

 ちなみに、どれほど不公平な結末でも、
〝ケーキが全部食べつくされた状態を「パレート最適」というらしい が……。
 なんだか途方もない「ケーキ分割問題」がこの奥にあるみたいな気がする。


パレート原理
http://theendoftakechan.web.fc2.com/sStage/Pareto/index.html

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