2016年9月15日木曜日

虚空模糊(こくうもこ)な大きさ

 まずは、
 この(瞬間の)幅について、以下に示すページで計算してみているのですが、

刹那(せつな)という「瞬間」の幅
http://theendoftakechan.web.fc2.com/atDawn/transcend/dialectical.html#ksana

「プランク時間」の長さも含めて、次回に改めて考えてみたいと思います。
という前回の話の続きです。

 詳しい資料はリンク先を参照していただくとして、そのページ内から、自分で「計算」したという個所を、ここに再録したいと思います。

==再録開始==

 光は、1 秒間におおよそ 30 万㎞ を進むことから、光にとっては、

1 秒 = 30 万㎞
という等式が現実となる(おおよそであり、厳密な数字は少し異なるが)。つまり光にとって、

1 メートルは、3 億分の 1 秒である ( 3 億分の 1 秒は、1 m )。

 さて、仏教用語としての「刹那」を計算すると、七十五万分の一秒になると、『佛教語大辞典』に書いてあるけど、無論これには異説がきっと山とある。が、とりあえずこの説で、

1 刹那 = 75 万分の 1 秒は、400 m = 40,000 cm と、しておこう。

 ちなみに、量子論に「プランクスケール」というのがあって、
〈プランク長〉は〈 10 (-33) cm 〉らしい。

というのを、漢数詞で表現しようとすると、

〈虚空〉は〈 10 (-20) 〉で、
〈模糊〉は〈 10 (-13) 〉であるから、

この小数点以下の桁を示す指数の足し算は〈虚空×模糊〉と同じなので、〈虚空・模糊〉すなわち、

〈虚空模糊〉は〈 10 (-33) 〉と、計算できる。したがって、

〈プランク長〉は〈虚空模糊 cm 〉とも、表現可能になる。
 無論それが〈須臾刹那 cm 〉であっても、問題はない。

==再録終了==

 最後に出てくる〈刹那〉というのは〈 10 (-18) 〉です。

  ==(開始)==
 虚空は、1 垓分の 1 のことである。
1 ÷ 100,000,000,000,000,000,000
〔兆(ちょう)の 1 万倍が、京(けい)で、垓(がい)は、京のさらに 1 万倍となる。〕
 模糊は、10 兆分の 1 である。
1 ÷ 10,000,000,000,000
 須臾(しゅゆ・すゆ)は、1000 兆分の 1 である。
1 ÷ 1,000,000,000,000,000
 刹那は、100 京分の 1 である。
1 ÷ 1,000,000,000,000,000,000
  ==(終了)==

 そういう計算を書くのに、ここからは記述の約束として、
十分の一の表記方法を次のようにしたいと思います。
exp10 (-1) - 分(ぶ) 〔桁の単位:参照ページはこちら

 日常的には、10 分の 1 は「1割」なのですが、漢字による数詞(桁の単位)の記法として、以下、『塵劫記(じんこうき)』などの記述に従うことにします。『塵劫記(じんこうき)』には、また次のようにあります。
exp10 (-18) - 刹那(せつな)

 さてさて上記の表現方法の中に、「 10 (-33) 」というのがありますが、これは、「 1 × (10 のマイナス 33 乗) 」を意味します。
 これはどういうことかというと、たとえばそれを「 1 × (10 のマイナス 1 乗) 」と置き換えて、簡単に書けば、
1 ÷ 10 = 1 / 10
という割り算になります。つまり、10 分の 1 のことです。
 この計算で、(10 のマイナス 33 乗) だと、ゼロの数が 33 個になります。
 もう少し試してみましょう。
「 1 × (10 のマイナス 2 乗) 」なら、「 1 ÷ 100 」を意味します。
これは、100 分の 1 のことです。
 そうして、
「 1 × (10 のマイナス 1 乗) 」×「 1 × (10 のマイナス 2 乗) 」
=「 1 × (10 のマイナス 3 乗) 」= 1000 分の 1
ということは、
(10 のマイナス 1 乗) × (10 のマイナス 2 乗) = (10 のマイナス 3 乗)
ということになるというようなことを、数学の先生は教えてくれています。


1 刹那 = 75 万分の 1 秒は、400 m = 40,000 cm と、しておこう。
と、上のほうにありましたが、

 感覚的な時間としては、「刹那」はまた「瞬間」と同様の意味をもちます。
 刹那というのは、瞬間の別表現と、一般に解釈されているようです。

――ここからいよいよふたつの「プランクスケール」のおはなし――

 ここで、ゼロが 18 個つく、大きい方の数は、
1,000,000,000,000,000,000 となって、これは、
exp10 (16) - 京(けい)の 100 倍で、百京という桁になりました。

一秒×刹那=百京分の一秒で、これを光の到達距離で示すと、
1 秒 = 30 万㎞ = 3 億メートル = 300 億センチメートル
「 exp10 (8) - 億(おく)」と「 exp10 (-18) - 刹那(せつな)」とを組み合わせて、
300 × exp10 (8) cm × exp10 (-18)
= 3 × exp10 (10) cm × exp10 (-18) = 3 × exp10 (-8) cm

 そこで、「プランク長さ」は、より正確には、
l Planck = 1.62 × 10 (-33) cm
また「プランク時間」というのは、
λ =  l Planck / c  = 5.4 × 10 (-44) s
と、上に再録しなかった個所に書いてありましたので、
まず「プランク時間」に関して、「刹那」と比較すると、

44 - 18 = 26 と計算して、さらには、
exp10 (-13) - 模糊(もこ)でしたから、
模糊・模糊・刹那 (13+13+18=44) が計上できますので、
「 5.4 × 模糊模糊刹那 s 」という具合にあいなります。

 それが何ミリかというと、「 10 (-44) s 」だけの計算は、「 exp10 (-18) - 刹那(せつな)」と「 exp10 (-13) - 模糊(もこ)」より、
3 × exp10 (-8) mm × 模糊模糊 = 3 × exp10 (-8-26) cm

それに、「 5.4 」をかけると、
5.4 × 3 × exp10 (-34) cm = 16.2 × exp10 (-34) cm = 1.62 × exp10 (-33) cm

つまりは、
 はなしは戻って、「プランク長さ」は、より正確には、
l Planck = 1.62 × 10 (-33) cm
また「プランク時間」というのは、
λ =  l Planck / c  = 5.4 × 10 (-44) s

「プランク時間」を、光の到達距離で示すと、同じ幅と、あいなりました、とです。
これはもともと、〝 c 分の l Planck (プランク長さ)〟 という計算式から求められた数値なので、当然といえば、当たり前のはなしなのでした。つまりというと、〝 c 〟 は、真空中での光の速度を示す記号なのです。

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