✥ 放物線 (parabola) の定義
⛞ 放物線とは「定点 F とそれを通らない定直線 l から等距離にある点 P の軌跡」をいう
⛞ 定点 F を「焦点」といい、定直線 l を「準線」という
⛞ 焦点 F から準線 l に下した垂線を、曲線の「軸」という
つまり放物線とは、「焦点と呼ばれる点からの距離と、準線と呼ばれる直線からの距離が、等しい点の軌跡」
と、定義されます。焦点を通って準線に直交する直線が、「放物線の軸」となります。
また放物線の軸と放物線との交点を「放物線の頂点」といいます。
◈ ここで、点 P から準線 l に下した垂線の足を Q として、準線の方程式が y 軸に平行、もしくは x 軸に平行となる、放物線の作図を試みます(放物線と焦点との距離 PF はピタゴラスの定理で算出します)。
⛞ 放物線の焦点・準線の位置関係の作図
▣ 準線の向きを指定します。▣ 放物線を変更するための変数は 1 つにしておきます。
● a =
▣ 放物線の x 座標、もしくはy 座標を指定します。
=
=
=
▣ 準線の方程式が、
y = - a
のとき、F ( 0 , a ) ならば、PF = √ x 2 + ( y - a ) 2
PQ = y + a
であることから、PF = PQ より、以下のことが成り立ちます。y + a = √ x 2 + ( y - a ) 2
∴ ( y + a ) 2 = x 2 + ( y - a ) 2
⇒ y 2 + 2 a y + a 2 = x 2 + y 2 - 2 a y + a 2
⇒ 4 a y = x 2
∴ y = | 1 | x 2 |
4 a |
▣ 準線の方程式が、
x = - a
のとき、F ( a , 0 ) ならば、PF = √ y 2 + ( x - a ) 2
PQ = x + a
であることから、PF = PQ より、以下のことが成り立ちます。x + a = √ y 2 + ( x - a ) 2
∴ ( x + a ) 2 = y 2 + ( x - a ) 2
⇒ x 2 + 2 a x + a 2 = y 2 + x 2 - 2 a x + a 2
⇒ 4 a x = y 2
∴ x = | 1 | y 2 |
4 a |
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