✥ 虚数単位 i
数学では、▣ i 2 = - 1
∴ i = √ -1
という数をイメージして、この i を虚数単位といいます。さらに実数 a, b を用いて、
a + b i
の形式で表現される数を複素数といい、特に、b ≠ 0 である場合には、虚数と呼ばれます。◎ a + b i の複素数で、a = 0 の場合には純虚数と呼ばれ、b = 0 である場合に、実数となります。
a + b i を複素数という。
b ≠ 0 の場合、虚数という。
b i だけの場合、純虚数。(a = 0)
a のみで、実数となる。(b = 0)
b ≠ 0 の場合、虚数という。
b i だけの場合、純虚数。(a = 0)
a のみで、実数となる。(b = 0)
ここで、基本の計算式で使われる用語の確認をしておきましょう。
加え算(くわえざん)である足し算を「加算(かさん)」といい、引き算を「減算(げんざん)・減法」といって、掛け算を「乗算(じょうざん)・乗法」、割り算「除算(じょざん)・除法」といいます。
そして、「加算(加え算)・減算(減法)・乗算(乗法)・除算(除法)」をまとめて「四則(しそく)」といい、または「加減乗除(かげんじょうじょ)」と呼びます。
四則は、英語で “the four (fundamental) rules of arithmetic” となります。“fundamental” は、〝基本の・基礎の・根源の・根本的な〟という意味の英語で、“arithmetic” は〝算数・算術〟です。
✥ ガウス平面
x 軸に実数を並べ、y 軸上に純虚数を並べた平面を、複素数平面(複素平面)といい、また、ガウス平面とも呼ばれます。 ⛞ 複素数の和(差はマイナスの和)
【ガウス平面での足し算】◈ 実数 a, b, c, d 等と、虚数単位 i を組み合わせた計算式で、多くの場合に複素数は記号 z で表され、随時 w なども用いられます。
z = a + b i
w = c + d i
● ここで z と w を足した結果を z1 とすれば、次の式となります。w = c + d i
z + w = z1 = z + c + d i
( z1 = a + c + b i + d i )
◈ 複素数の和をガウス平面で表現すると、z1 は z を実数(実軸)方向に c 、虚数(虚軸)方向に d の値だけ平行移動した値の座標を持つことになります。( z1 = a + c + b i + d i )
a = b =
c = d =
⛞ 複素数の積・商
▣ 純虚数の値 = i
(例)実数の 1 に同じ純虚数を繰り返し掛ける演算◈ 元の複素数の座標を z (1, 0) = 1 + 0i とし、これに純虚数を演算した結果を、ガウス平面に描きます。
その演算を 4 回繰り返すと、座標は 1 回転します。
演算の 1 回ごとに、90 度の回転が加わるわけです。
〔 ※ 商の計算値は “ ≒ ” で統一しました。〕
● - i = 1 ∕ i
( ⇒ この計算の説明は演算式の下を参照のこと )
▣ 演算 1 回目 :
z1 = 1 × i = i
z1 = 1 × i = i
▣ 演算 2 回目 :
z2 = i × i = - 1
z2 = i × i = - 1
▣ 演算 3 回目 :
z3 = - 1 × i = - i
z3 = - 1 × i = - i
▣ 演算 4 回目 :
z4 = - i × i = 1
●(説明文) 分数 [ 1 ∕ (2 i) ] は、分母と分子の両方に i を掛けると [ i ∕ (2 i 2 ) = - i ∕ 2 ] なので、z4 = - i × i = 1
[ 1 ∕ (2 i) ] = [ - (1 ∕ 2) × i ] と、なります。
例によって、今回の JavaScript のスクリプトは、このページ内に同梱してあります。
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