重力加速度のグラフ
▣ 移動距離 = 速度 × 時間
というのは、それらの速度を y 軸に、時間を x 軸にして、速度変化を示す時間の 1 次関数のグラフを書いて、面積を計算すればよかったのでした。距離(長さ)という 1 次元が、面積という 2 次元で、表現されているわけです。
▣ 距離は速度の時間積分である
と、表現されるのです。重力加速度による速度変化のグラフです。
一応、地上付近では一定の加速度であるとみなされていて、
(空気抵抗さえなければ、)
一定の割合で加速し続けていくことになっています。
◎ 重力加速度 = 9.8 メートル毎秒毎秒 ( g = 9.8 m ∕ s2 )
速度 (y) を高さにした、直角三角形の面積を計算することで、
移動距離 (l) の推移がわかります。
関数・函数 (function) といって、y が x の関数である場合、
y = f (x)
と、書かれます。l = | 1 | ax2 |
2 |
ここで距離 l を y 軸にしたら、曲線のグラフになり、
さらに、その曲線のグラフを微分すると、
接線の傾きとして速度(瞬間速度)が算出されます。
「指数の引き算は割り算として考える」
(2017年3月16日木曜日)単位の話 またたび
思い起こすと、速度の単位は〝メートル毎秒〟などであらわされますが、
加速度になるとこれが〝メートル毎秒毎秒〟などと、わけのわからぬものになります。
これは、たとえば、〝 5 メートル毎秒毎秒〟の加速度という場合、
「 1 秒につき〝 5 メートル毎秒〟の速度が追加もしくは削減される」
ことを表現しています。
(ブレーキも、計算上は、加速度なのです。マイナスをつけて考えます。)
〝 5 メートル毎秒〟というのは、1 秒ごとに 5 メートル移動する能力ですから、
〝毎秒その能力が変化していく〟という状態なわけです。
だから、〝 5 メートル毎秒毎秒〟ということになるのですが……。
それがすなわち、加速している、という状態の表現になるわけですな。
――さっぱり、前に進めない、解説なのですけれども。
円周と面積のグラフ
半径 = |
▣ 円の面積 = f (円周)
となるわけですが、円の公式は、
◈ 円周:2πr
◈ 面積:πr2
であるので、上の物理公式l = | 1 | ax2 |
2 |
l = πr2 = | 1 | (2π) r2 |
2 |
2π が加速度の位置におさまっています。
これをグラフにしたのが、2 番目の操作可能な図です。
ところで、距離に関しては、
▣ 距離は速度の時間積分である
と表現されていて、速度は[加速度×時間]でしたから、
〔※ 蛇足ながらも円周率は円周と直径の長さの比率です〕
(そして円周は[円周率×半径の 2 倍]なので)
▣ 円の面積は円周の半径積分で計算できる
と、いうことができそうですな。でもって逆に、「グラフを 切り替える」ボタンで、試してみてください。
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