このときの作業に、おおいに役立つのが JavaScript で動作する Canvas の機能という次第でもあります。
▼ 下の図で、辺 AB は、弦 AB と見た場合、円の直径に相当します。弧 AB は、したがって点 O を中心に半円を描く弧です。また最初に設定した角度は ∠COA = ∠COB = 90° なのですが、角度を変更しないと、O, H の二文字が重なって、あいにく見えにくくなっています。
◎ 頂点 A に対する辺(対辺)を a とし、同様に B の対辺を b とし、 C の対辺を cとします。
◎ 図では c が底辺の位置になるのですけれど、c はまた同時に直角三角形 ABC の斜辺に相当します。
角度を変える: ∠ COB = ° |
\ | 長さ | 2 乗 | a2 + b2 |
---|---|---|---|
a | a2 + b2 = 40,000 |
||
b | |||
c |
⛞ ∠COB = 45° の場合について、三平方の定理が成立すると信じて計算した結果に、矛盾がないかを確かめてみましょう(角度を指定するたびに、計算結果が表示されます)。
a = 76.54 (a*a = 5858)
b = 184.78 (b*b = 34142)
✥ この計算方法について、簡単に説明します(円の半径 r = 100 として)。
- 円周上の点 C から、 AB に垂直に線を引きます(これを垂線といって、垂線の交点には、通常点 H の記号を使い、H を垂線の足といいます)。
- 線分 CH の長さ。 r * sin45° = 70.71067811865474
- 線分 OH の長さ。 r * cos45° = 70.71067811865475
- 線分 BH の長さ。 r - OH = 29.289321881345245
- BH*BH + CH*CH = 5857.864376269047
- 線分 CB = a の長さ。BH*BH + CH*CH の平方根 ( 76.53668647301794 )
- 線分 AH = r + OH 。
- (r + OH)*(r + OH) + CH*CH = 34142.13562373095
- 線分 CA = b の長さ。AH*AH + CH*CH の平方根 ( 184.77590650225736 )
◆ JavaScript での計算方法(計算式の書き方)は、実際のスクリプトを参照してください。
―― 山頂から見える水平線の話題などと一緒に、前回分と合わせて、コピペしてそのまま使える、JavaScript の見本をテキスト化して掲載したページを、以下のサイトで公開しています。
Canvas: ピタゴラスの定理の証明
http://theendoftakechan.web.fc2.com/eII/hitsuge/arcus/Pythagoras.html
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