2015年7月7日火曜日

「ZERO」とデカルトと解析幾何学

以前に見た、
『数学をつくった人びと Ⅰ』 に、

出版しないというデカルトの決心は、すべての著作におよんだ。しかし一六三七年、四一歳のとき友人たちは、不承不承の彼を説き伏せて、ある傑作の印刷を許可させた。その傑作の題名を訳すと、『理性を正しくみちびき、科学における真理を探究する方法に関する叙説、さらに本方法による試論としての光学、気象学、幾何学』となる。この著作は簡単に『方法序説』という名で知られていて、一六三七年六月八日に出版された。従って解析幾何学は、この日に誕生したわけである。

と、近代数学の元祖のような紹介の仕方がされていたので、
数学者デカルトについての補足資料を、ピックアップしてみました。


すると、西欧に ‘zero’ が導入された際に、キリスト教会の総本山が震え上がり、

――彼らがよりどころとしていたはずの書物は『聖書』ではなく――

バイブルとしての『自然学』とその神としてのアリストテレスという著者を死守しようとした、
という構図が見えてきました。

その当時の権威はキリスト教会にあり、

――すなわち――

絶対者としてのアリストテレスに逆らうものは、火あぶりとなったのです。

というように読める内容で、あんなことこんなことが、
『異端の数 ゼロ』 という本に書かれていました、という話です。


Stage Zero
http://theendoftakechan.web.fc2.com/nStage/zero.html

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