『数学をつくった人びと Ⅰ』 に、
出版しないというデカルトの決心は、すべての著作におよんだ。しかし一六三七年、四一歳のとき友人たちは、不承不承の彼を説き伏せて、ある傑作の印刷を許可させた。その傑作の題名を訳すと、『理性を正しくみちびき、科学における真理を探究する方法に関する叙説、さらに本方法による試論としての光学、気象学、幾何学』となる。この著作は簡単に『方法序説』という名で知られていて、一六三七年六月八日に出版された。従って解析幾何学は、この日に誕生したわけである。
と、近代数学の元祖のような紹介の仕方がされていたので、
数学者デカルトについての補足資料を、ピックアップしてみました。
すると、西欧に ‘zero’ が導入された際に、キリスト教会の総本山が震え上がり、
――彼らがよりどころとしていたはずの書物は『聖書』ではなく――
バイブルとしての『自然学』とその神としてのアリストテレスという著者を死守しようとした、
という構図が見えてきました。
その当時の権威はキリスト教会にあり、
――すなわち――
絶対者としてのアリストテレスに逆らうものは、火あぶりとなったのです。
というように読める内容で、あんなことこんなことが、
『異端の数 ゼロ』 という本に書かれていました、という話です。
Stage Zero
http://theendoftakechan.web.fc2.com/nStage/zero.html
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