文献を抜き書きしていたら、その前段階における、
イスラムとアリストテレス主義の関係性について、
「神の道」ならぬ「紙の道」が大いに影響するような気がしてきました。
アリストテレスの思想は、彼の愛弟子である、
アレキサンダー大王と共に、インドにまで行きました。
その途中で、バビロニアから、‘zero’ の起源が加わっています。
領土の広さで、そのマケドニアの帝国にまさる、イスラムの大帝国は、中国にまで達しています。
イスラムの神が東進した結果、サマルカンドで、中国軍と激突、
751 年 タラス川の戦いに勝利
その結果、それまで中国からの輸入品のみであった紙が、西洋に技術として、
もたらされたのでした。
日本では、仏教と共に、大陸やら近場の半島やらから、大量の技術者が伝来し、
いにしえより、紙は日常の品となり、やがて日用の品となったと思われるのですが、
西欧では、そうではなかったのです。
紙はルネッサンスと共に中世のヨーロッパにもたらされた、画期的な技術であったわけです。
その結果として――
活版印刷の技術が発明され、本が大量に流布するようになった、という次第です。
コペルニクスの有名な本が出版されたのは、活版印刷の開発からおよそ 100 年後のことになります。
アリストテレス主義 Ⅰ
http://theendoftakechan.web.fc2.com/nStage/Aristoteles.html
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