アルバムは、1982 年 2 月 25 日に発売されたが、スタジオ録音であるタイトル曲の “ON THE ROAD” も、また、シングル盤として同時発売されている。
〔参考: ON THE ROAD (アルバム) - Wikipedia 〕
おそらくは、そのツアー・タイトルは「巡業中」という意味を含んでいるだろう。
辞書によれば、“on road” で「〔野球などの〕巡業」という意味となり、“on the road” で「巡業中」となる。
また、“off-road” は「〔道から離れた〕荒れ地の」という意味の語句となるので、“on-road” はわれわれ日本人には、「一般道路」よりも「舗装路(の)」という意味合いが強くなっている――。
“ON THE ROAD” は数年前にフランシス・コッポラ総指揮のもと製作された映画でもある。
原作の同タイトルの小説は、1957 年に発表されたベストセラーだ。
そこには「放浪」という意味が入ってくる。
新しいアメリカを求めて旅した作者は「ビート・ジェネレーション」という言葉を生み出した。
一方、日本にも旅のロングセラーがある。沢木耕太郎著『深夜特急』だ。
その「第十三章」に、「ビーイング・オン・ザ・ロード」という言葉がある。
ユーラシア大陸を西に向かう旅の途中の安宿で、禅について問われ、彼はこう答えるのだ。
「禅とは……途上にあること……だと思う」
最高な、フレーズだ。
Where is the street has no name
と、頭に浮かんで。
今回アップ・ロードしたページは、次のように結んだ。
1987 年に発表された U2 の名盤 “The Joshua Tree” は、アイリッシュ・アメリカンである彼らが見た「神の国」アメリカの原風景を「魂の叫び」に昇華したアルバムだ。
その一曲目のタイトルが、〈Where The Streets Have No Name〉 である。
その〈名もなき街〉は、「地図にない」場所なのか、それとも「地図がない」場所にあるのか……。
旧約聖書に「ヨシュアの木」を見つけた、と思った。
オリーブの木が、ヨシュアの象徴として表現されている。
on the road …… 途上、のこと
http://theendoftakechan.web.fc2.com/atDawn/quest/ontheRoad.html
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