「アブラム」から「アブラハム」へと名前を変えるのですが、
〔「創世記」17 章〕
その直前の、まだアブラハムがアブラムだったころ、ハガルとの間に、
〈イシュマエル〉という男の子が生まれます。彼は、アラブの民(たみ)の祖となります。
〔「創世記」16 章〕
イシュマエルが生れて、13 年後に、アブラハムと正妻のサライとの間に、
これまた神に〈イサク〉と命名された男の子が、生まれることになります。
サライはこのときから、神の祝福によって、サラと言うことになりました。
〔「創世記」17 章 15 節以降〕
イサクの子が〈ヤコブ〉です。ヤコブは、神と戦ったことがあり、勝負がつかなかったため、
神に〈イスラエル〉と名のるように、言われました。
〔「創世記」32 章 28 節〕
旧約聖書でヤコブの名が〈イスラエル〉と記述されるようになるのは、
どうやら、再度の神による託宣を受けた後のことのようです。
〔「創世記」35 章 9 節以降〕
こうして、〈イシュマエル〉と〈イスラエル〉は同じ祖先をもつ者同士なのですが、
その子孫は、はなはだ仲がよろしくないようで、喧嘩の噂ばかりを耳にします。
今回は、あと、
『聖書外典偽典』に収録されている「アダムとエバの生涯」の逸話と同様の内容が、
世界の名著『コーラン』にも、ありまして、そのあたりも、引用させていただきました。
敵対者の伝承 及び 〈イシュマエル〉のこと
http://theendoftakechan.web.fc2.com/atDawn/Messias/Ismahel.html
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