その昔、イエスが処刑されるとじきに日が落ち、その日が終わった。
かように、昔むかしは、一日が、夕暮れから夕暮れまでなのでした。
ですからして、一日は、「イブニング」から始まります。
――これは、西欧のお話しです。
その頃は、一年も、現在の暦の日付でいえば、3月25日から始まっていました。
そして、その頃もいまも〈聖夜〉というのは、一般に〈クリスマス・イブ〉を指しますが、これは現在の暦の感覚では12月25日ではなく、前の日(24日)の夕暮れ以降を指しています。――が、その当時の常識では、前日の晩ではなく、もうお分かりのように、すでにその時には、12月25日が始まっていたのでした。
そういうわけなので、〈クリスマス・イブニング〉というのは、
12月25日が始まった瞬間からの、〈聖夜〉のことをいったものなのです。
現在の一日ではそれが、まだ12月24日だというわけなのでした。
その日の夜に、キリストと呼ばれたイエスが、誕生するのです。
――ここで唐突ですが。
話は変わって、『聖書』を読んでいると、大岡裁きの見事さを思い出すひと幕もございます。
そのことを対比させた、読み物などもありまして、すると――、
大岡越前は、講談本の人情話に名前を使われただけなのに、
奉行として落第だなどと、云われる始末でございます。
ソロモンの知恵 VS. 大岡裁き
http://theendoftakechan.web.fc2.com/atDawn/justice.html
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