数日前、7 月 5 日は、地球が公転軌道の遠日点を通過した日でした。
地球の公転運動: 近日点と遠日点の位置関係
(天の北極点側から見た図)
(天の北極点側から見た図)
二至二分・近日点・遠日点のイメージ図
〔参考:「暦Wiki/近日点の移動 - 国立天文台暦計算室」〕(https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B6E1C6FCC5C0A4CEB0DCC6B0.html)
✐ 2019 年の暦
3 月 21 日 ―― 春分の日
6 月 22 日 ―― 夏至
7 月 5 日 ―― 遠日点通過
9 月 23 日 ―― 秋分の日
12月 22 日 ―― 冬至
⛞ 近日点は地球がもっとも太陽に近づく位置をいい、遠日点は地球がもっとも太陽から遠ざかる位置です。
※ 2019 年の暦でそれぞれの日付は、
国立天文台の『理科年表』やウェブサイトで確認しました。
〔 詳しくは、国立天文台のウェブサイトを参照してください。〕
◎ 遠日点「東京の星空・カレンダー・惑星(2019年7月)」
地球の公転運動: 冬至と夏至の位置関係
(春分点側から見た図)
✥ 日本の冬至は、南回帰線の真上に太陽が来る時期のことです。(春分点側から見た図)
✥ 日本の夏至は、北回帰線の真上に太陽が来る時期のことです。
※ 地球の赤道の南北、緯度 23 度 27 分( 23.45 度)の緯度の線を
それぞれ、回帰線(かいきせん)といいます。
南緯 23 度 27 分が、南回帰線(冬至線)です。
※ この次に描かれた公転軌道の図は、さきほど国立天文台のページをもとに作成した図に、多少の数値の変更を加えたものなのですけれど、その図では〈春分点〉と〝太陽〟と〈秋分点〉を結ぶラインは、一直線上になく、太陽の位置で、少しだけ折れ曲がっています。軌道の日付を合わせようとすると、単純計算ではそうならざるを得なかった、というのは、参考に見た児童用の図書にも、数日間のずれがあると書いてあったので納得です。
小学館の図鑑 NEO 9『宇宙』
地球の公転 ―― 四季
〔小学館の図鑑 NEO 9『宇宙』(p. 30) 〕
✥ 以上の考え方をもとに、ここからは単純計算で、それぞれの数値を出してみましょう。
(太陽に対する自転軸の傾き: 冬至: -23.45 °、夏至: +23.45 °)
⛞ 太陽の高度(その日その緯度の、太陽の南中する高さ)
⛞ 太陽の方角
(太陽方位角 (A) は、南を基準に東がマイナスで、西がプラス表示)
『理科年表 2019』
天2 (78) - 天3 (79)
太陽からの距離 (108 km) | |||
---|---|---|---|
最小 a ( 1 - e ) | 長半径 a | 最大 a ( 1 + e ) | |
地球 | 1.471 | 1.496 | 1.521 |
⛞ 1471 / 20 ≒ 74 (px)
⛞ 1521 / 20 ≒ 76 (px)
近日点の距離を 74 px 、遠日点の距離を 76 px とし、
x 軸の長径を 75 px、y 軸の短径を 74.5 px としました。
太陽に対する自転軸の傾き : °
◎ 以上の数字などは、あくまで参考のためのもので、正確な値は、国立天文台の『理科年表』を参照する必要がでてきます。
というわけで、次回にはその『理科年表』のデータを使って、太陽の位置図なんぞを描いてみたいと思います。
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