ファインマンさんは、いいます。
「どんな形で現れようと、それが自然の性質ってもんで、自然はありのままの姿で現れるもんなんだぜ!」
また、スペースシャトル《チャレンジャー号》事故調査報告書で、こう述べます。
「テクノロジーを成功させるためには、広報よりもまず現実を優先すべきである。なぜなら自然を欺くことはできないからである」
そして、
「~~、電子のほかに僕らが光子として表す光の電気力がある。ということは光と電気力が一つにまとまって光子と呼ばれるものになるということだ。だからいうなれば外の世界、つまり核の外には電子と光子があることになる。その電子の振舞いに関する理論が量子電磁力学だと、こういうわけだ」
と、あっさり説明してのけます。
かたや、朝永振一郎さんは、光子を裁判にかけて、
「すなわち、被告は姿を現さない時には二つの窓の二つとも一緒に通りぬけていく、と考えねばならぬということであった」
と、いう核心を、ベクトルの合成を例に、簡明に解説してしまいます。
むずかしくいうと、
「こういうものは、その状態が一つの無限次元複素空間内の原点から射出する一本のヴェクトルで示されるようなものであったのである」
ということらしいのですが、X軸とY軸であらわされる「向き」の話であるならば、多少は我々も聞く耳を持とうというものです。
そいでもって、図書館に、ファインマンさんの洋書があったので、英語原文と日本語の翻訳を一部、対照してみました。
量子電磁力学(QED) quantum electrodynamics
http://theendoftakechan.web.fc2.com/Principles/qed.html
量子電磁力学 朝永振一郎「素粒子は 粒子であるか」
http://theendoftakechan.web.fc2.com/Principles/tomonaga.html
《 英文対照:ファインマン 》
http://theendoftakechan.web.fc2.com/Principles/Feynman.html
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